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学問の特色 環境共生学

なぜ環境共生学科が工学部にあるのか

科学技術・ものづくりが破壊した環境をものづくりの力で再生する

 地球温暖化や異常気象、自然災害、生態系の破壊、都市問題などの環境問題は、人類の科学技術の急速な進歩によってもたらされました。
いわば「ものづくり」への意志がこの危機的状況の根底にあったのです。工学部の教員はその原因と仕組みをよく知ることができる立場にあります。

 そして何よりも、工学の強みは、扱う対象を
「manipulate=操作する」「control=制御する」「design=設計する」
ことができる技術である点にあります。
  環境共生学科では、この「ものづくり」の力により環境を再生する方法を教育します。

ユニークな総合的環境学

物質循環科学、応用生態学、環境評価学の3つの領域が協働するユニークで総合的な環境に関する学問

 環境共生学は、自然と人間社会が共存共生できる環境づくりのために必要な技術と学問の体系です。これは以下の3つの主要な学問分野から成り立っています。

物質循環科学
 環境汚染物質の生成、循環機構の解明と、循環型の省エネルギー社会の創出を目指した、資源循環技術や環境制御技術
応用生態学
 自然生態系のメカニズムを究明し、人と自然の共生のあり方を模索する学問
環境評価学
 環境負荷による生態系の変化を敏感に検出する技術および人間と環境の相互作用を考慮した環境形成を行うための環境設計技術

 これら3つの基幹領域を軸として、学生自身の意欲と自主性に応じた履修が可能な科目群を提供します。

教育の特色 徹底した少人数教育

 環境共生学科は入学定員25名(教員一人あたり二名の指導)の徹底した少数精鋭教育を行います。

理科系科目履修への手厚いフォローアップ

 入学試験の個別試験(後期日程)においては物理・化学・生物の中から得意な1科目を選択することができます。
 入学後は、環境共生学を学ぶ上で必要となる未修科目を習得できるカリキュラムが用意されています。
 また卒業すると中学校・高等学校教諭Ⅰ種免許状(理科)が取得できます。

フィールド実習の重視

 環境の仕組みを現場で体感し,環境共生のあり方を考えるために、フィールド実習や現場での実験・解析を重視します。
 カリキュラムにはフィールドに出て学習する科目が多数あり、環境共生学実験や環境共生設計演習は必修科目に位置づけられています。

自習室のユニークな活用

 学生にとって魅力的な学習スペースを提供します。講義室以外に当学科所属学生専用の自習室が設置されており、自主的な学習活動や教員との交流のためのスペースとして活用できます。
 これは少人数だからこそ実現できる教育環境です。

自習室ホームページ

大学院への道

 環境共生学科のカリキュラムは、環境に関わる社会の幅広い要請に十分応えうるものですが、さらに高い専門性をもった技術者を育成するために、学科の教育内容と一貫した大学院博士前期課程の教育プログラム(環境システム工学系専攻環境制御システムコース)が用意されています。

環境・地域の特色 首都圏に立地

 首都圏で環境を学ぶことができる学科がある大学は限られています。さいたま市は都心への交通が至便の地にあり、様々な文化施設やイベント活動に容易にアクセスでき、充実したキャンパスライフが楽しめるでしょう。

キャンパス内外の豊かな自然環境

 埼玉大学のキャンパス内には、都心では珍しくなった昔ながらの雑木林が残されていて、大変緑豊かなキャンパスです。周辺には、貴重なサクラソウ自生地のある秋ヶ瀬公園、さいたま新都心の東には首都圏有数の大規模緑地である見沼たんぼが広がっています。

多様な学習のフィールド

 キャンパス内外の広大な緑地や荒川周辺の水辺や湿地、アシ原、田んぼは、環境共生学を学ぶ上で大変魅力的な実習・研究のフィールドです。その一方で、大都市圏の近郊に位置することから、大気汚染や水質汚濁等の問題が古くから取りざたされており、環境共生を考える上で、重要な研究フィールドでもあります。

文教都市さいたま

 旧埼玉師範学校(現埼玉大学)や旧制浦和中学(現浦和高校)の影響により、古くから旧浦和市は文教都市として有名で、「鎌倉文士に浦和画家」といわれるほど数多くの芸術家を輩出しています。
 このような歴史から、さいたま市には文化・教育施設が充実しています。

 ゆったりと勉学に専念することのできる環境の中で、未来の環境を担う若人を環境共生学科は育てていきます。