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カリキュラムの特色

幅広い基礎科目の習得

 環境共生学科のカリキュラムの全体構成を図に示します。(図では、外国語科目と人文学や社会科学の科目などを含む基盤科目は基本的に除き、工学部開講分の基盤科目のみ示しています)。
 環境共生学科の後期日程入試では、理科について化学、生物、物理から一科目選択となっています。一方、センター試験で地学を含めた4科目から2科目を選択することになっているため、多くの受験生は高校で「化学・物理」や「生物・化学」など二科目を履修していることと思います。
 しかし環境共生学科入学後は、環境に関わる専門科目を習得するための基礎知識として、3年次までは理科・数学に関して幅広い基礎知識を習得することが学科の教育方針となっています。そのため、理科についてはさらに1科目を加え、化学・生物・物理の3科目を習得する必要があります。進級して研究室配属や大学院進学を考える頃には、これらの科目から特定の研究分野に的を絞り専門科目を習得することになります。
 D1群の理工系基礎教育科目では、理数4教科について幅広く科目を配置しています。高校で未習得であった科目があっても、数学・化学・生物・物理を含むすべての教科に必修科目が配置され、2年次までに環境技術者にとって必要な理数科目全般の実力をつけることが可能です。
 また基礎科目のうち、D1群には含まれませんが、学科専門科目を習得するためにさらに必要となる科目がD2群工学部基礎科目として位置付けられています。加えて工学部では基盤科目の中に、情報科学科目、初年次科目が位置づけられていることから、情報技術や工学実験の基礎を扱う科目を必ず習得しなければなりません。

環境共生学科の授業科目(基盤科目は工学部開講科目のみ)

専門科目の構成

 D3群の学科専門科目は、化学を基礎とした「循環物質科学系科目(D3a)」、生物を基礎とした「応用生態学系科目(D3b)」、物理を基礎とした「環境評価学系科目(D3c)」の3分野に大きく分けることができます。これら3分野は単なる化学・生物・物理といった基礎科目の枠組みを超え、環境問題への実践的取組を可能とするために、理科基礎科目の相互の繋がりを踏まえ専門的学問体系へと進化させた環境共生学の基幹分野です。
 また実験・演習系科目(D3d)では、3基幹分野に関連する実験・演習系科目が必修科目として設定されており、フィールド調査を含む実践的な指導が行われています。
 学科の学生は最終的にいずれかの分野の研究室へと配属されますが、それまでに特定の分野に偏ることなく、様々な環境問題に対応できる総合的な素養を身に着けることが要求されます。D3群の学科専門科目の指定選択科目では、それぞれの分野で習得すべき科目の最低限の数が指定されています。
 専門科目の中でもD3e、D4、D5の科目群では、環境技術と関わりのある関連分野をより広く学ぶ科目等が設定されており、卒業に必要な単位に含めることが可能です。

大学院博士前期課程・環境制御システムコースと連携した教育(6年一貫教育

 埼玉大学では、4年間の学部教育と大学院博士前期課程での2年の教育を連動させた6年一貫教育に取り組んでいます。当学科でも社会で求められる環境技術の高度化に対応するためには、より多くの学部学生が大学院に進学し、一貫した継続性のある特定基幹分野の環境教育を受けることが必要と考えています。こうした取り組みの1つとして、大学院博士前期課程・環境制御システムコースで開講される講義の一部は、学部4年次において履修できるようになっています。習得した単位は学部の卒業要件には含まれない科目となりますが、博士前期課程に進学すると修了に必要な単位として認定されます。